丸真食品 “おつまみ納豆”開発 ワイン向け、10日発売

茨城新聞
2015年12月9日

ワインのつまみに納豆はいかが-。納豆メーカーの丸真食品(常陸大宮市山方、三次美知子社長)は、業界初の納豆商品「ワインdeナットーネ」を開発した。10日から舟納豆本店(同所)で販売を始める。少子高齢化などによる市場縮小を受け、新たな需要の開拓を進める。

ワインdeナットーネは、山形県産の大粒大豆「紅大豆」を原料として使った納豆に、ワインに合う専用ソースをかけて食べる。ワイン向けつまみとしては「ほかに例のない」(同社)。商品は「チーズ味」と「トマト&バジル味」の2種類。いずれも40グラム入り216円(税込み)で、それぞれ1日限定100個販売する。

納豆の消費は年配者が中心となるため、主に若い女性をターゲットに見据え若年層の取り込みを狙う。少子高齢化や人口減少により市場が縮小傾向にある中で、新たな需要を掘り起こしたい考えだ。

納豆といえば朝食だが、同社によると、血栓予防に効果があるとされるナットウキナーゼは「夜間に摂取した方が予防効果が高い」(同社)。同社では夕食向け納豆の商品開発を進めていた。今後も商品の種類を拡充する方針。

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