渡良瀬遊水地、包む朝霧 冷え込み強く幻想の景色

下野新聞
2015年12月9日

 冷え込みが強まった8日早朝、小山市などの渡良瀬遊水地は一面霧に包まれ、幻想的な風景となった。

 宇都宮地方気象台によると、県内14観測地点のうち、大11地点で今季一番の冷え込みとなった。

 国際的に重要な湿地として2012年、ラムサール条約に登録された渡良瀬遊水地。霜が降りた広大なヨシ原を薄く覆った朝霧は、まるで雲海のようだ。

 小山市渡良瀬遊水地ラムサール推進課は「第2調節池ができて以降、霧の回数が増えた」と説明する。

 国土交通省の「関東の富士見百景」に選ばれている同市下生井の「生井桜づつみ」付近には、写真愛好家の姿も見られた。

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