なまずバーガー「里沼」名物に 7日、七夕まつりで販売 館林商工会議所青年部

上毛新聞
2019年8月4日

 「里沼」の日本遺産登録を機に名物として売り出そうと、館林商工会議所青年部(河本尚樹会長)が、なまずバーガーを開発した。復刻した「テリヤキタルタル味」と、スイーツ感覚の「粒あんホイップ味」。8月7日の「たてばやし七夕まつり」(同実行委主催)で販売するとともに、レシピを公開して市内飲食店で提供してもらう構想だ。

 丸いパンにナマズの天ぷらが基本。「テリヤキタルタル味」は照り焼きとタルタルソースで味付けした。かつて青年部有志らが開発し、話題を集めたレシピを使った復刻版だ。

 「粒あんホイップ味」は粒あんとホイップクリームを挟む変わり種。青年部ミス館林委員会のメンバーが「斬新な商品」を目指して生み出した。癖のない白身の天ぷらとの相性も良く、委員長の小松原竜哉さんは「甘いバーガーは珍しいので話題になる」と自信を見せる。

 値段は1個500円。七夕まつりの青年部のテントで午後3時半から100個限定で販売する。

 ナマズをはじめ周辺で昔から食されてきた川魚料理は「里沼」の構成文化財の一つ。河本会長は「館林の食文化を発信して『里沼』を盛り上げたい。若い世代向けに今後、なまずバーガーを売り出す店舗が出てくれば」と期待を寄せる。