2023年夏に高崎駅西口にホテルがオープン 45室でビジネスと観光対応

上毛新聞
2022年9月22日

ホテル運営の高商ホテルズ(群馬県高崎市北双葉町)は2023年夏、JR高崎駅西口の同市あら町にビジネスホテル「ハリスホテルウエスト」を開業する。会議やパーティーに使える多目的室やスイートルームを設け、ビジネス客以外に観光客など幅広い客層を取り込む。

地上10階建てで、客室は4階から上に45部屋を設ける。シングルやダブルのほか、10階には半露天のジャグジー付きスイート1室を設定する。1、2階は小売店や飲食店のテナントが入居する。

同社は不動産業の高商(同市飯塚町)がホテル事業に参入するため、20年にグループ会社として設立。同年10月に同駅東口の同市北双葉町に、地上5階建てのハリスホテルイーストを開業した。

同ホテルは素泊まりで5000円台という価格設定ながら、フロアごとに異なる内装を設定するなどのこだわりで人気。ウエストは建物や部屋の規模が大きくなるが、宿泊料金は近隣の相場より低く抑える方針だ。

駅周辺には近年、Gメッセ高崎や高崎芸術劇場、高崎アリーナなどが相次いで開業。こうした施設で開かれるコンサートやスポーツ大会の参加者など、ビジネス目的以外の宿泊需要も取り込んでいく。

ホテルの名称は、高崎商業高の応援歌として使われる「ハリスの旋風(かぜ)」が由来。上野大志総支配人と高商の浜田健社長が同校野球部出身で、宿泊施設の不足が課題だった高崎市に貢献し、応援したいとの思いで命名した。

上野総支配人は「高崎に来てくれた人を応援し、『明日も頑張ろう』と思ってもらえるホテルにしたい」と話している。

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