愛妻と巡る旅 提案 聖地・嬬恋村が新ポスター

2016年2月9日

愛妻家の聖地を掲げる嬬恋村は、「妻との時間をつくる旅」をコンセプトにした新たな観光ポスターを作製した。65~75歳のアクティブシニア層と呼ばれる活動的な高齢者をターゲットに、夫婦で訪れてほしい村内の名所を紹介する。年間を通して数パターンのポスターを作る予定で、第1弾は愛妻の丘(同村田代)を取り上げた。
ポスターはB1判。退職して時間に余裕がある男性が“妻孝行”のために夫婦で村内を巡るというストーリー仕立てで、エアメール風の統一デザインを採用したほか、仲むつまじい夫婦をイメージしたシンボルマークを入れる。
第1弾は地元の名物イベント「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ(キャベチュー)」の舞台となる叫び台に立つ夫婦が、村内の自然を眺めている姿を切り取った写真を使い、「ここに来て、初めて『愛してる』と叫んだ」というキャッチフレーズを入れた。
約千枚作り、村内の宿泊施設や県内の道の駅に掲示する。今後はバラギ湖や浅間山、万座温泉などを取り上げた別パターンを作る予定で、村観光商工課は「テーマ性の強いポスターを作ることで村の魅力を伝えたかった。観光入り込み客数の増加につなげたい」と意気込んでいる。

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