茨城県開発乳酸菌で日本酒 村井醸造が発売

茨城新聞
2022年9月21日

村井醸造(茨城県桜川市)は県産業技術イノベーションセンター(茨城町)が開発した乳酸菌「メセンテロイデス19-5」を使った純米酒「Neo-Classicひやおろし」を発売した。この乳酸菌を使用した日本酒は県内で初めて。

同センターとの共同研究で酵母に乳酸菌を使い、低温でじっくりと瓶の中で熟成させたことで搾りたてのフレッシュ感と荒々しさを残すことに成功したという。酒米は広島県産八反錦を使用。同社は「グレープフルーツのようなシャープな酸味と苦みがアクセント。人肌のかんにするとブドウのような穏やかな果実の香りが立ち上がる」としている。

価格は720ミリリットル入り瓶が1750円。県内の酒販店や桜川市真壁町真壁にある村井醸造の蔵元でも購入できる。