待望の大輪 夜空に開く うつのみや花火大会 3年ぶり

下野新聞
2022年8月15日

「2022うつのみや花火大会」(NPO法人うつのみや百年花火主催)が14日、宇都宮市道場宿町の鬼怒川河川敷で開かれた。夏の夜空を彩る約2万発の花火がこの日を待ちわびた来場者を魅了した。

新型コロナウイルスの影響で2年連続中止していたが、今年は来場者を通常の半分以下に制限するなど対策を講じて実施した。

16回目となる今回のテーマは「元気~未来へつなぐ思いを込めて~」。午後7時、市内園児の絵を基にした花火を皮切りに、尺玉50発や、ギョーザ、黄ぶななど地元ならではの花火が3年分の思いと共に打ち上がった。

花火に合わせてメッセージを伝える恒例の「ことだま花火」も行われ、会場は笑顔と拍手に包まれていた。家族で来場した同市鶴田町、村岡龍真(むらおかりょうま)ちゃん(5)は「大きい花火がきれい。すごーい」と興奮した様子で見入っていた。