夏彩るカラフル傘 茨城・日立 夜はライトアップ

茨城新聞
2022年7月28日

色とりどりのビニール傘で夏空を彩る「アンブレラスカイ」が、茨城県日立市千石町2丁目の多賀市民プラザ広場で始まった。高さ4メートルの大屋根の下に約280本の傘が広げられ、昼は地面にカラフルな光を落とし、日没後はライトアップで幻想的な雰囲気を演出する。8月21日まで。

同市民科学文化財団が主催するイベント「サン・スカイ・ヒタチタガ」の企画で、今年で2年目。同地区の夏の風物詩とし、にぎわい創出を図るのが目的。

大屋根には赤や青、黄、緑、紫などの傘をワイヤでつるした。午後7時から10時まで、発光ダイオード(LED)電球のイルミネーションと、色が変化するライトが点灯。夜空に浮かぶ傘が輝く様子に、家族連れやカップルなど足を止め、眺めたり写真を撮ったりして楽しんでいた。

市民参加プログラムとして、同プラザのギャラリーでは、地元の市立大久保小の児童が願いを書いたペットボトルツリーや、市立大久保中の美術部生徒がデザインを描いた約30個のランタンを展示。日没後には点灯する。市民オーナーが購入し、願いが書かれた傘15本も飾られている。

同財団の担当者、星野基樹さん(34)は「色とりどりに咲く傘を見て、来場者に笑顔の花を咲かせてもらいたい」と話した。