専門士が選ぶ絵本60冊 宇都宮 書店で特設棚を設置 子どもにパワーを

下野新聞
2022年4月9日

 【宇都宮】県内の絵本専門士有志でつくるグループ「絵本専門士tutti(トゥッティ)」(余間(よま)みゆき代表)が選書した絵本の特設棚がこのほど、馬場通り2丁目の喜久屋書店宇都宮店に設けられた。年代ごとに、小学生までの子ども向け約60冊を薦めている。6月末まで。

 同書店での特設棚設置は3回目。今回は長引く新型コロナウイルス禍を受け、「絵本でパワーチャージ!」と題して赤ちゃん、幼児、小学生のそれぞれの年代に合わせた絵本を紹介している。

 同グループのメンバーは「流行の本だけでなく、隠れた名作も選んだ。家にいる時間が長くなり窮屈さなどを感じる中、絵本で心のエネルギーの充填(じゅうてん)を」と話している。

 絵本専門士は国立青少年教育振興機構の認定資格で、絵本に関する高度な知識、感性などを備えた絵本の専門家。同グループは図書館での企画展開催のほか、1月から、下野新聞の読書面で絵本紹介のコーナーも担当している。