全国の陶器50万点販売 真岡・井頭公園特設会場あすから

下野新聞
2022年3月11日

 【真岡】益子焼をはじめ国内有名産地の陶器を一堂に集める「佐賀の物産と全国大陶器市」が12日、下籠谷(しもこもりや)の井頭公園東駐車場特設会場で開幕する。全国各地の約36業者が32のテントを設営し約50万点を出品する。21日まで。

 全国を巡回し大陶器市を開催している佐賀県物産市推進委員会(佐賀県有田町)が本県で初めて主催。伊万里焼や備前焼、信楽焼といった著名な産地の器や皿、小鉢、茶わん、土鍋などが市価の30~50%引きで販売されるほか、九谷焼、有田焼の人間国宝や日展作家の作品も特別出品される。

 新型コロナウイルス感染防止対策で業者はテント幕の常時開放や会計時のコイントレー使用などを徹底する一方、来場者にもマスクの着用や検温、手指消毒への協力を呼び掛ける。売り上げの一部は社会福祉事業に充てられる。

 同推進委の平野利一(ひらのとしかず)代表(58)は「開催日がまん延防止等重点措置期間と重なるため、新型コロナ対策には十分留意して実施したい」と話している。

 入場無料。午前10時~午後5時(最終日は4時)。期間中、軽食などを提供するキッチンカーなども出店される。(問)同推進委090・4777・6520。