宇都宮オリオン通り、全域にオープンカフェ 憩いあるアーケード街へ10月にも実験

下野新聞
2016年3月21日

 宇都宮まちづくり推進機構・魅力ある都心創造部会(安藤英夫(あんどうひでお)部会長)は20日までに、宇都宮市江野町と曲師町のオリオン通り全域で、パラソルやいす、テーブルを設置した常設のオープンカフェ事業を展開することを決めた。

 通り沿いの飲食店などがそれぞれ出店、管理する形を想定。10月にも社会実験を行い、その結果を踏まえて2017年4月の本格実施を目指す。

 アーケード街全域でパラソルなどを設置するオープンカフェは全国で初めて。中心市街地に関するこれまでの調査で「オリオン通りに休憩場所がほしい」などの要望が多かったのを受け、同部会が発案した。通り自体の魅力を高め、さらなるまちなかのにぎわい創出に結び付けたい考え。

 地域の理解・協力を得るため、宇都宮オリオン通り商店街振興組合、オリオン通り曲師町商業協同組合や市のメンバーなどによるプロジェクトチームを発足。オープンカフェ事業先進地の東京都新宿区や大阪市、札幌市を調査、群馬県高崎市を視察し、総延長約500メートルのオリオン通り内にパラソルやテーブル、いすなどのセットを設置することにした。今後、組合加盟店などに設置協力を呼び掛ける。

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