煎餅で囲碁の街PR 聖地日光協議会 新銘菓です。いごよろしく。 受注販売、贈り物にも

下野新聞
2022年1月27日

 【日光】地元有志らで組織する「囲碁の聖地日光協議会」はこのほど、新銘菓で地域活性化や囲碁の普及を図ろうと、オリジナル煎餅「囲碁よろしく」の販売を始めた。「日光甚五郎煎餅」で有名な石田屋(本町)とのコラボにより、碁石に見立てた2種類の煎餅を作った。同会の片山栄喜(かたやまえいき)専務理事(69)は「初めて会う人やお世話になる人に、『以後よろしく』という気持ちを込めた贈り物としても活用してほしい」と話している。

 同会は、日光東照宮の国宝「陽明門」に文人が囲碁を打つ姿の彫刻が残されるなど日光と囲碁の関係にちなみ、囲碁を新たな魅力にして日光を盛り上げようと2019年に発足。これまでに囲碁道場の開設や、囲碁の聖地日光をアピールする歌の制作などを行ってきた。

 新銘菓の製作は同会発足時からの構想で、1年ほど前に石田屋の協力が得られたことで実現した。地域住民にアンケートを取るなど試行錯誤を重ね、煎餅の味や包装を決定した。

 煎餅は黒色のゴマ味と白色のチーズ味の2種類あり、直径約3センチ。約30枚ずつパック詰めされ、1箱にそれぞれの味が2パックずつ入っている。加えて、購入すると同会が制作した「囲碁の聖地日光の詩」のCDも付くという。片山専務理事は「とても食べやすく、おいしい煎餅が完成した。評判も良い」と自信をみせる。

 現在は受注販売のみで、1箱1200円。(問)同会事務局0288・50・1280。