ハナモモ見頃 早咲きのピンク色 茨城・古河公方公園

茨城新聞
2022年3月25日

3年ぶりに「古河桃まつり」が開催されている茨城県古河市鴻巣の古河公方公園で、ハナモモの花が見頃を迎えている。5種約1500本のうち、8割を占める早咲き品種「矢口」が桃林に咲き誇り、来園者の目を楽しませている。

見頃を迎えた桃の花を見ながら散歩する来園者=古河市鴻巣の古河総合公園

 

公園を管理する市地域振興公社によると、ハナモモは4日に開花。昨年より8日遅く見頃を迎えた。桃林のうち、比較的温かい南側や西側を中心に開花が早く、今後は北東側も咲きそろうという。

23日は県内外から夫婦たちが訪れ、ハナモモと菜の花の共演などを写真に収めたり、園内を散策したりしていた。友人2人と訪れた境町山崎、逆井佳子さん(55)は「ピンク色がかわいい。春のひとときを満喫したい」と話した。

桃まつりは4月5日まで。イベントは中止だが、金土日は桃むすめがお出迎えを行う。

主催の市観光協会副会長、楠田和仁さん(61)は「じっくり桃の花を楽しんでもらえたら」と来園をアピールした。