チャーハン専門店開業 大田原に丸高屋 調理機械導入、職人の味

下野新聞
2022年3月3日

 県北地域で外食関連店舗を展開する丸高屋グループ(那須塩原市太夫塚6丁目、高久豊(たかくゆたか)社長)の丸高商店(大田原市元町1丁目、同社長)は、チャーハン専門店「職人チャーハン丸高商店」を開業した。

 同グループは「大吟醸味噌(みそ)らーめん丸高屋」「栃木タンメン朝日屋」「からあげ専門たかくや」、カステラ店「キミとホイップ」などの計12店舗を那須塩原、大田原、さくらなど4市で営業する。

 実家が中国料理店だった高久社長(40)は20年来、チャーハン専門店構想を温めてきたという。高久社長によると、チャーハンを提供するために鍋を振り続ければ、料理人がけんしょう炎を起こし辞めてしまうリスクが高い。専門店出店の決め手になったのは、目指すチャーハンを炒められる調理用の機械と巡り合えたことだという。

 半年近く試作を重ね、「職人チャーハン」を完成させた。父、敬司(けいじ)さん(65)が45年間守ってきたたれと炒め方を採用した。1号店の大田原総本店は職人チャーハンをベースに唐揚げ、マーボー豆腐などをトッピングできる。10月には、那須塩原市のからあげ店黒磯共墾社店をチャーハン専門店へ転換する予定。