花壇 ビエンナーレ向けに
上毛新聞
2021年10月9日
中之条町全体を会場に開く国際現代芸術祭「中之条ビエンナーレ」開幕を前に、吾妻中央高環境工学科の生徒は7日、JR中之条駅前の花壇をビエンナーレ仕様に仕上げた=写真。町の自然や温泉を花の配置や木工などで表現している。
同学科の施工班の課題研究として16人が4月からアイデアを考え、徐々に花壇を造っていた。町内の山や川、温泉がイメージできるデザインとし、四万温泉の旅館「積善館」前の川に架かる赤い橋のオブジェを木工で造った。
3年の戸部路惟さん(18)は「電車で来た人に中之条の雰囲気を伝えるデザインを考えてきた。見てくれるとうれしい」と話していた。
植栽された花は同校生物生産科の生徒が育てた。
ビエンナーレは町などが主催し、15日から11月14日まで町内約40カ所で開かれる。(関坂典生)