「鹿島たこ」食べよう 地酒セットや食イベント開催へ 茨城・鹿嶋

茨城新聞
2022年1月2日

■飲食店で限定メニューも

鹿島の冬の風物詩「鹿島たこ」の魅力を満喫してもらおうと、茨城県鹿嶋市や関連団体が、地酒とのセット販売や食イベントなど、タコを中心にした「今が旬! 鹿嶋のうまいもん」の開催を打ち出した。水産物の消費拡大と地域活性化を狙った取り組みで、関係者は「地元の人に地元のものを食べて楽しんでもらいたい」と意気込んでいる。

同企画に取り組むのは、2021年6月に設立した「市水産資源活用推進協議会」。市や鹿島灘漁協、鹿島灘水産加工業協同組合、市商工会、市観光協会、アントラーズホームタウンDMOが参画している。

企画内容は①大寒(1月20日)に届く「鹿島たこ&地酒セット」販売②市内飲食店で今しか食べられない限定メニューが味わえる「第1回鹿島だこ祭」③ハマグリやタコ、シラスの提供や加工品を販売する「鹿島灘水産市」-の三つ。

鹿島たこ&地酒セットは、鹿島たこ約800グラムと純米原酒「我は勝つ」(720ミリリットル)120セット▽鹿島たこ約1.2キロ、クラフトビール(330ミリリットル)6本、ベニハルカ1キロ、レンコン1キロ30セットを、それぞれ販売。申し込みは22年1月14日まで。申し込み期間終了後、水揚げされたタコを厳選し、大寒に合わせて発送する。

申し込みは、鹿行アンテナショップのホームページ(https://ahdmo.official.ec/)から。問い合わせは同DMO(電)0299(77)9500へ。

「第1回鹿島だこ祭」は22年2月1~28日に実施。市内16店舗で、鹿島たこを使ったパスタやたこ飯、焼きそば、ドリアなどを提供する。

同商工会は毎年、旬の食材を使った「食のフェア かしま食べ物語」を実施しているが、今回は食材をタコに絞って別イベントを立ち上げる。問い合わせは同商工会「鹿島旬の食材選定委員会」(電)0299(82)1919。

「鹿島灘水産市」は22年3月12日午前10時~午後4時、同市宮中のホテル古保里前の特設会場で開催。鹿島たこに肩を並べる市内の海産物のシラス、ハマグリや加工品を販売する。問い合わせは市農林水産課(電)0299(82)2911へ。

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