名物の桜21種次々「印」に 下野市観光協会 天平の丘土産品で販売 淡墨桜など第1弾5種

下野新聞
2021年11月24日

 【下野】県内有数の桜の名所として知られる国分寺の天平の丘公園のお土産品にしようと、市観光協会は新たに、同公園の桜をモチーフにした「下野桜花印」と「下野桜花印帳」の販売を始めた。同公園には30種類を超える桜があり、このうち21種類の桜を順次、桜花印にしていく計画。第1弾として、名物の「淡墨桜(うすずみざくら)」など5種類を商品化した。

 第1弾は「淡墨桜」「石割桜」「一葉」「普賢象(ふげんぞう)」「須磨浦普賢象」の5種類。「淡墨桜」の絵柄は2種類ある。いずれも1枚300円。中央に「下野市天平丘公園」の印が押され、それぞれの桜の特徴を捉えたイラストがあしらわれている。桜花印には、種類ごとに開花時期や花の特徴などを書いた解説カードも添付した。桜花印帳は1500円。

 同公園を訪れた人から、市観光協会に「お土産品がない」との声が寄せられたことがきっかけという。桜花印を企画し、デザインも担当した観光協会職員の伊澤静菜(いざわせな)さん(29)と江原実咲(えはらみさき)さん(29)は「公園の桜の種類を知ってもらいたいという思いと、新型コロナウイルス禍で2年連続中止になった天平の花まつりの風化を防ぐ狙いもありました」と話す。

 桜花印の追加販売は、来春の桜の開花時季までに4回予定しており、第2弾は12月4日。(問)市観光協会0285・39・6900。

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