「恋空」の観覧車、再開 鹿沼の千手山公園

下野新聞
2022年4月5日

 【鹿沼】新型コロナウイルスまん延防止等重点措置の解除を受け、市のシンボルの一つ、千手山公園の観覧車が営業を再開した。再開から初の週末となった2日は桜の開花と好天が重なり、多くの家族連れやグループでにぎわった。

 高さ17・5メートルと小型の観覧車は、2007年の映画「恋空」に登場したことで知られ、1人50円で利用できるため人気を集める。

 一方、密回避が難しいことから、市はコロナ禍での営業を慎重に判断している。そのため降車後に消毒し、無人で一周させるなど感染対策を施した上で約2カ月半ぶりに再開させた。

 この日は午前10時の営業開始から来場者が訪れ、桜や市街地など眼下の眺望を楽しんだ。

 貝島町、団体職員小嶋保介(こじまやすすけ)さん(64)は孫の尚也(なおや)君(5)と乗車。「久しぶりに乗ったが孫も楽しんだようでよかった」と笑顔を見せた。