自然テーマに遊具一新 塩谷町のちびっこ広場 地元の園児が遊び初め

下野新聞
2021年3月27日

 【塩谷】飯岡の町総合公園ちびっこ広場が25日、リニューアルオープンし、認定しおやこども園の年中児約20人が、新しく設置された木製の大型遊具などで遊び初めを行った。

 町教委生涯学習課によると、同公園は1987年に正式オープン。同広場に従来設置されていた遊具は、開設から30年以上が経過したことで部品の調達などが難しくなり、多くが撤去されていた。子育て環境の充実などを目指し、新しい遊具導入によるリニューアルオープンを決めたという。

 新設の遊具は5基で、デンマークのモンストラム社が町の自然をテーマにクマやドングリ、湧水などをイメージしてデザインした。同社の屋外遊具が国内で設置されるのは初めてという。事業費は5千万円。

 この日は、オープニングセレモニーを行い、見形和久(みかたかずひさ)町長や直井美紀男(なおいみきお)議長らが出席。記念植樹に続いて、子どもたちが風船を一斉に飛ばしてオープンを祝った。

 式典後は、子どもたちが好みの遊具に向かって駆け出し、思い思いに体を動かした。荒井汰虎(あらいたいが)ちゃん(5)は「クマの遊具の中に入って遊べて楽しかった」と笑顔で話した。

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