濃淳 純米吟醸を発売へ 女性向けに女性が企画 宇都宮酒造

下野新聞
2021年11月17日

 宇都宮酒造(宇都宮市柳田町、菊地正幸(きくちまさゆき)社長)は18日、女性が手掛け、主に女性向けに企画した日本酒「四季桜 純米吟醸ARUSHIROI(アルシロイ)」を発売する。

 酒米は、有機栽培のコメ農園「momofarm(モモファーム)」(大田原市)の西岡智子(にしおかともこ)代表が栽培した五百万石を用いる。宇都宮酒造の今井亜紀(いまいあき)管理栄養士が日本酒の仕様を立案し、杜氏(とうじ)に託した。

 商品名は京都市の下鴨神社に命名してもらった。ラベルは、那須町在住のクリエイターRari Yoshio(ラリ・ヨシオ)さんがデザインした。

 女性向け日本酒は一般的に「低アルコールで甘い」イメージがあるが、ARUSHIROIはやや辛口で程よい酸味、米のうま味を味わえる濃淳タイプという。

 精米歩合55%の原酒を約2年間熟成させた。アルコール分17%。

 今井氏は「自分へのご褒美に飲んでもおいしいし、料理に合わせてもおいしい。男性にも飲んでほしい」と話す。希望小売価格は720ミリリットルが1760円、300ミリリットルが670円。

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