アプリで周遊券販売 茨城交通と関東鉄道 観光誘客促進へ
茨城新聞
2021年11月5日
茨城交通(水戸市)と関東鉄道(土浦市)は、県北、県南地区の交通事業者が情報通信技術(ICT)で多様な交通サービスを提供する「茨城MaaS(マース)」について、マートフォンアプリで観光客向けの周遊券を6日から販売すると発表した。オンラインで手軽に購入できる環境を整え、県内の観光誘客促進につなげる。茨城MaaSは両社やひたちなか海浜鉄道(ひたちなか市)など7社が参加し、事業者間でデータを共有する「茨城MaaS共通基盤」を構築する。
今回は乗り換え案内サービスのジョルダン(東京)の乗り換え検索アプリと同基盤を連携し、周遊券を販売する。周遊券は龍ケ崎エリアが「関東鉄道竜ケ崎線1日乗車券」などの鉄道、コミュニティーバス、路線バスの1日乗り降り自由チケットで、水戸エリアは水戸駅周辺を運行する路線バスの1日乗り降り自由チケット「水戸漫遊1日フリーきっぷ」をそろえる。高速バスの片道チケットも順次販売する予定だ。