近現代の名品一堂に 茨城県天心記念五浦美術館 企画展、11月23日まで

茨城新聞
2021年10月10日

茨城県北茨城市大津町の県天心記念五浦美術館の企画展「美-響く-コレクション名品選」が開催されている。横山大観や木村武山など茨城を代表する作家に加え、関西出身作家にスポットを当てた約70点を展示。茨城が誇る近現代の美術工芸品の数々が鑑賞できる。11月23日まで。

会場に並ぶのは、県近代美術館と県陶芸美術館の所蔵作品を中心とした75点。日本画、洋画、彫刻、工芸などジャンルを超えた展示構成となっている。

日本画では、横山大観「流燈」、木村武山「阿房劫火」など五浦で描かれた代表作を、洋画では水戸市出身の中村彝(つね)「裸体」のほか岸田劉生、佐伯祐三らの作品を精選して紹介。工芸では板谷波山、松井康成らの作品を展示する。

今回は茨城に所蔵されている名品の中から、関西出身作家にも注目。京都画壇の村上華岳、小野竹喬らの日本画や、戦後活躍した堂本尚郎、白髪一雄ら関西出身作家による前衛作品も紹介する。

午前9時30分から午後5時。一般730円、満70歳以上360円、高大生520円、小中生320円。土曜は高校生以下、10月9日は満70歳以上がそれぞれ無料。11月13日(県民の日)は全員が無料となる。月曜休館。(電)0293(46)5311。

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