特産ホオズキ使いタルト 茨城・高萩の菓子店 生産農家と連携 10月まで販売

茨城新聞
2021年9月23日

茨城県高萩市内のケーキ店が、同市特産の食用ホオズキを使ったタルトを季節限定で販売している。クリームやジャムに果汁を混ぜ込むとともに、タルトの上に果実を載せた見た目にも楽しい一品。甘みと酸味のバランスや、ホオズキの味を引き立てる材料選びにこだわっている。

販売しているのは高萩市春日町のケーキ店「レ・プティットゥ・マン」。タルトは2年前に開発した。ホオズキと相性が良いというチョコレートやヘーゼルナッツを合わせ、今年は果汁を混ぜ込んだクリームを新たに作り改良した。

同市の生産者グループ「花貫フルーツほおずき倶楽部」と提携し、毎年8月から10月の収穫期限定となる。価格は442円。

同店オーナーの石愛子さん(38)は「ホオズキを広げたいという生産者の情熱を高萩の人に知ってもらえたら」と話す。ホオズキを使った商品では、通年販売のマカロンもある。

石さんは都内のケーキ店で修業を積み、2016年に地元である同市で開業した。イチゴやイチジク、食用花などの地元産品も使用して菓子作りに取り組んでいる。

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