手作り花木園 あじさい開花 茂木の市原さん
下野新聞
2021年6月25日
【茂木】茂木、市原和年(いちはらかずとし)さん(78)が20年近くかけて花や木を植えて自宅近くの里山に整備してきた「洋和園」で、アジサイ約2500本が咲き始めた。
市原さんは19年前に里山林を地権者の男性から無償で借り、2年かけて約1万6500平方メートルを整地。キリシマツツジに始まり、花木や季節の花を次々植え、「洋和園」の名で花園として通年無料開放している。
アジサイは10年ほど前から年間200本以上植え続け、今では約20品種が楽しめる。21日はヤマアジサイの「紅(くれない)」が真っ赤に色付き、白い花を付ける「アナベル」や「カシワバアジサイ」のほか、「ダンスパーティー」など、ピンク系や青系の花が目を楽しませていた。園路を30分程度で見て回れる。
同園は春のフクジュソウから秋のヒガンバナまで長期間花を楽しめるが、PRしておらず、訪れる人が少ない穴場。市原さんは「人づてに知って来てくれる人があればいい。今年のアジサイは霜害で一部花付きが悪いが、7月中楽しめる」と話している。
場所は道の駅もてぎの南方。町道天矢場神井線沿い南側。(問)市原さん0285・63・1806。
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