水戸城跡・二の丸角櫓に説明板 水戸南RC、市へ寄贈

茨城新聞
2021年5月31日

水戸市三の丸の水戸城跡に二の丸角櫓(すみやぐら)が復元されたことを受け、水戸南ロータリークラブ(RC)は、市民や観光客にPRしようと、二の丸角櫓の概要を分かりやすく紹介した説明板を寄贈した。同市千波町の水戸プラザホテルで21日、同RCの例会が開かれ、併せて高橋靖市長から志村保会長に感謝状が手渡された。

高橋靖市長(左)から感謝状を受け取った水戸南ロータリークラブの志村保会長=水戸市千波町

 

市は2018年から角櫓の復元と土塀整備工事を進めてきた。本体工事は完了し、現在は遊歩道工事を進めている。

これまで同RCでは、弘道館の説明板の寄贈などしてきた。今回寄贈した説明板は、高さ約2・1メートル、幅約1メートル。日本語のほか英語、韓国語、中国語(繁体字と簡体字)の多言語に対応する。茨城大付属小と水戸三高の間に整備中のアプローチ通路(遊歩道)の入り口脇に設置された。

感謝状を手渡した高橋市長は「新型コロナを封じ込め、早く観光客が水戸市に笑顔で訪れる環境をつくっていく。大切に使わせていただく」とあいさつした。志村会長は「水戸の観光の役に立てば。説明板を見て、歴史に触れてもらいたい」と期待を込めた。

市歴史文化財課によると、二の丸角櫓に関して、6月26日に完成記念式典、同27日から一般公開開始を予定している。

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