茨城・結城に「御城印」2種類登場

茨城新聞
2022年3月18日

お城巡りの記念品として全国の城下町を中心に広がっている「御城印」が、茨城県結城市にも登場した。まちづくり会社TMO結城が製作し1枚300円。3月から結城蔵美館、観光物産センターで販売中だ。

同市には鎌倉時代から約400年間治めた結城家にまつわる城跡や寺院をはじめ、江戸時代に結城藩主を務めた結城水野家ゆかりの神社がある。デザインは2種類で、文字は水野家の家臣の子孫に当たる市内の書家が筆を執り、結城家版は第18代藩主の結城秀康が馬上で「御手杵(おてぎね)の槍(やり)」を携えた姿、水野家版は市内にある水野家ゆかりの聰敏神社のシルエット。

結城家初代の結城朝光は、現在放映中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも関わりの深い有力御家人。TMO結城事務局長の宮田治人さんは「御城印をきっかけに結城を訪ねていただき、歴史を知ってほしい」と期待している。