水戸城大手門復元 角櫓の瓦に名入れ 寄付の徳川さんら4人
茨城新聞
2019年8月29日
水戸市が進めている水戸城大手門の復元整備事業で、一枚瓦城主として寄付した個人や企業の記名会が28日、同市中央の市役所で行われ、寄付者4人が二の丸角櫓(すみやぐら)の屋根を装飾する鯱瓦(しゃちがわら)と鬼瓦(大)への名前などを書き込んだ。
記名会に出席したのは、水戸徳川家15代当主の徳川斉正さん、水戸市三の丸の和田俊雄さん、常陽銀行の笹島律夫頭取、和知商事の和知忠伸社長。名前や会社名のほか、「誠心」「水戸は良いところ」など、思い思いの言葉を記した。
角櫓の屋根を飾る鯱瓦は1対、鬼瓦は計4枚。高橋靖市長は「(大手門や角櫓の)整備は順調に進んでいる。歴史景観づくりを進め、水戸市の観光拠点として市民に愛される施設を後世に残していく。完成後はさまざまなイベントを仕掛け、地域の活性化を図りたい」と話した。大手門の建物は9月末、角櫓は来秋に完成する予定。
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