世界の自然、動物85点 高砂淳二写真展 筑西・しもだて美術館 

茨城新聞
2021年5月17日

世界各地で撮影された雄大な自然の風景、生き抜く動物の姿の写真を展示した、企画展「高砂淳二写真展~Dear Earth」が、茨城県筑西市丙のしもだて美術館で開かれている。オーロラの輝く空などの神秘的な風景や、たくましく生きるホッキョクグマなどの動物の姿が写真で示され、環境保全への願いが込められた作品展となっている。

撮影者の高砂さんは宮城県石巻市出身、宇都宮大卒。ダイビング専門誌の専属カメラマンを経て独立し、海中から星空、生き物に至るまでを被写体として、地球全体をフィールドに撮影活動を続けている。世界的に知られるフリーダイバーの故ジャック・マイヨールと親交があり、共著もある。

会場では、ウユニ塩湖(ボリビア)やイグアスの滝(ブラジル)などの絶景のほか、流氷上で出産し子育てするタテゴトアザラシ、小笠原沖のマッコウクジラの親子の姿など、写真85点が紹介されている。ギアナ高地(ベネズエラ)の「エンジェルフォール」(落差約1キロ弱)の水しぶきが夜の月光に照らされ、虹が現れている写真などが、大きな見どころとなっている。

会場を訪れた高砂さんは「どんな生き物がいて、地球のシステムが成り立っているのか、写真を見て感じてほしい。地球ってすごいと思ってもらえれば」と話した。

会期は7月25日まで。問い合わせは同館(電)0296(23)1601

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