小玉スイカ収穫最盛期 筑西 糖度高く、品質上々
茨城新聞
2021年4月27日
全国有数の産地として知られる茨城県筑西市で、小玉スイカが収穫の最盛期を迎え、生産農家は収穫作業に追われている。
筑西市向川澄のスイカ農家、名倉敏行さん(45)方では、熱気のこもるビニールハウスで収穫した後、箱詰め作業を行っている。今年は昼と夜の寒暖差が大きいため糖度が高く、シャリシャリした歯応えのバランスもあって品質は上々だ。
収穫したスイカは丁寧にタオルで磨いた後、大きさ別に箱に詰めていく。最大で1日1400個ほど収穫するという。4年前から種まで食べられてシャリ感が強い新品種「ピノ・ガール」を試験的に栽培している。
名倉さんは「おいしいという声を頂けると、作ってよかったと思う」と話した。小玉スイカはJA北つくばを通して首都圏などに出荷されている。