桜 早くも開花 宇都宮・観測史上2番目

下野新聞
2021年3月22日

春分の日の20日、宇都宮地方気象台は宇都宮市で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より12日、昨年より1日早く、観測史上トップの2002年(3月18日)に次ぐ2番目の早さ。1週間ほどで満開になる見通しだ。

この日午前、同市明保野町の気象台敷地にある標本木で、発表の判断基準である「5、6輪以上の開花」が観測された。曇天ながらも、時折晴れ間がのぞいたことが影響したとみられる。

同所近くの新川沿いでも桜がほころび始めた。

標本木の花に見入った同市下田原町、会社員海老澤八一(えびさわやいち)さん(72)は「春らしい雰囲気。県内で新型コロナウイルス感染者が増えているので、花見は慎重に考えたい」と話した。

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