城郭型博物館、御城印を制作 かすみがうら市 「まち巡りに来て」

茨城新聞
2021年3月15日

かすみがうら市歴史博物館は、お城の形をした同館の建物にちなみ、御城印を作った。全国的に城巡りをして御城印を集める人が増えており、来館者に販売する。

同館は「かすみがうら市の歴史文化に興味を持ってもらうきっかけになれば」と話している。

御城印は縦18センチ、横12センチの紙に博物館の建物の絵と「歴史博物館」の文字が書かれている。同館の受付で1枚300円で販売する。

同館は1987年に出島村郷土資料館として開業した。4階建ての城郭型博物館が特徴で、他にも大手門から城をイメージした日本庭園が広がる。

御城印は、寺社の御朱印にあやかり、日本百名城などを中心に全国の現存の城(復元城含む)や城跡で作られ、販売。近年若者の間でも人気が出ており、県内では水戸城や土浦城、牛久城などで取り扱っている。

同館の千葉隆司館長は「お城好きはもちろん、若い人にも来てもらえれば。御城印を機にまち巡りにつなげたい」と期待を込めた。

同市内には志筑城や宍倉城といった約30カ所の城跡があるといい、同館は今後、御城印を作りたい考え。御城印を集める御城印帳も制作を見込む。

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