「森の妖精」三分咲き 茂木・焼森山山麓 ミツマタ群生地で開山祭

下野新聞
2021年3月15日

【茂木】幻想的な景観から「妖精の森」と呼ばれる人気の焼森山山麓のミツマタ群生地で12日、群生地を守り育てる地元団体や町による開山祭が行われた。

飯(いい)の約7千平方メートルの杉木立の谷に、直径3~4センチほどの黄色い球形の花が咲くミツマタ約7500本が群生している。

開山祭には地元の焼森山ミツマタ保全協議会やさかがわ協議会のほか古口達也(こぐちたつや)町長と町職員ら約20人が参加。焼森山雷神神社の鳥居手前で開花期の安全を祈った。

観光立町を町の重要施策の一つに掲げた古口町長は「いよいよミツマタの季節。観光拠点としてご協力いただきたい」とあいさつ。新型コロナウイルス禍でも昨年約1万2500人が訪れた同群生地の集客に期待した。

斜面に600メートル余りの遊歩道が通り、花は現在三~四分咲き。焼森山ミツマタ保全協議会谷中裕一(やなかひろいち)会長(74)は「彼岸前ごろが一番の見頃」と話した。保全協力金1人300円。

(問)町観光協会0285・63・5644。

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