オンライン限定で前橋城の御城印 「登城」は緊急宣言解除後に

上毛新聞
2021年2月8日

 前橋市を訪れるきっかけにしてもらおうと、市物産振興協会は「関東の華」とも呼ばれた前橋城の御城印を作った。4種1セットで、8日からオンライン限定で販売する。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の解除後、持参した人に記念の朱印を押す。全国で516の御城印が販売されているが、オンライン販売は珍しいという。

 御城印は、新型コロナの終息を願って「病魔滅却」や「病魔退散」と書かれた前橋城印と厩橋城印、通常の厩橋城印、同城主・滝川一益の武将印の4種で、和紙に印刷した。北群馬甲冑(かっちゅう)工房(吉岡町)が作った。

 御城印はコレクションしやすくデザインにも個性があるため、城ファンだけでなく、一般の観光客にもブームが広がっている。関東七名城の前橋城御城印を機に緊急事態宣言解除後、前橋を訪れてもらう狙いだ。

 1セット1500円で、限定300セットを「前橋物産館Vento Maebashi」のオンラインショップで販売する。問い合わせは市物産振興協会(027-223-1181)へ。