ストリートスポーツパーク開園 調整池活用、若者集客へ 五霞

茨城新聞
2021年1月3日

五霞町ごかみらいの「道の駅ごか」北側に整備された「Street sports park GOKA(ストリートスポーツパークごか)」がオープンした。普段は水のない調整池の底面を、スケートボードや3人制バスケットボールなどのコートとして活用。町は新型コロナウイルスの影響で減少した道の駅の集客回復と、町内外の若者の利用によるまちの活性化に期待している。利用は無料。

面積は約5300平方メートル。コートを目的別に塗装で色分けし、空中に張り渡したベルト上で宙返りや技を繰り出すスラックライン場、子どもの遊び場も備えた。茨城県出身でアイドルグループ「AKB48チーム8」メンバーの岡部麟(りん)さん(24)が描いた巨大アートもあり、同日披露された。

総事業費は約3500万円で地方創生臨時交付金を利用した。特殊塗料の開発や製造、施工を手掛ける染めQテクノロジィ(同町元栗橋、菱木貞夫社長)が、11月に町と結んだ包括連携協定に基づき協力。スケートボード場は表面の凹凸が少ないなど、コートごとに適した塗装を施した。

同日はイベントや開園式が開かれ、永岡桂子衆院議員や菱木社長らが出席してテープカットが行われた。あいさつした染谷森雄町長は「まちのにぎわい創出や道の駅への相乗効果を大いに期待している」と述べ、新拠点の誕生を喜んだ。

一般開放後はさっそく若者たちが利用を始め、千葉県柏市、田中準一さん(34)は「滑りやすさがちょうどいい」とスケートボードを満喫。スラックラインを体験した同町元栗橋、森谷栞凪さん(10)は「楽しい。もっとしたい」と笑顔を見せた。

開園時間は午前9時半~午後4時(3~10月は同5時45分まで)。閉園日は第1・3月曜など。問い合わせは道の駅ごか(電)0280(84)1000

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