ビール3種 商品化 小山商議所青年部 桑の実、桑の葉、トウガラシ

下野新聞
2020年11月20日

 【小山】市特産の桑の葉と実、トウガラシの味わいを生かした3種類のクラフトビールを小山商工会議所青年部が商品化した。歳末の贈り物にと注文を受け付けている。

 国内有数のビール麦の産地であることから「小山と言えばビール」を浸透させようと、同青年部が発案した。風味付けとして市内の社会福祉法人で栽培している桑の葉と実、トウガラシを茨城県境町の地ビール醸造施設に持ち込み、1種類300本ずつ、計900本を商品化した。

 ビールは上面発酵のエールタイプ。「桑の実」は甘酸っぱい味で女性好み、「桑の葉」はほんの少し苦みがありながらすっきりした味、「唐辛子」はピリッとした味が食事に合うという。

 本来は9月の「小山の日本一ビールまつり」でお披露目する予定だったが、新型コロナウイルス禍でイベントが中止。代わりにお歳暮用にと売り出したところ、口コミで既に700本ほど予約済みという。ビール麦の産地でありながら、小山には地ビールがない。商品開発を担当した同青年部アド街委員会の中山信夫(なかやまのぶお)委員長は「将来は本当の意味での地ビールを地元産のビール麦を使って、地元の醸造所で造りたい」と話していた。

 申込期限は25日。3本セットが2500円、6本セットが4800円。(問)同商議所0285・22・0253。

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