カラフル米菓トッピング 蔵スピーサクサクソフト 第一酒造開華売店(佐野)
下野新聞
2021年5月8日
「県内最古の蔵元」といわれる第一酒造の開華売店で、こだわりの甘酒を使ったソフトクリームに、赤やオレンジ、緑色などの米菓をちりばめた「蔵スピーサクサクソフト」(380円)が人気を博している。
同社では3年ほど前から、酒蔵の蔵人が自ら育てた米で作った甘酒を半分以上含んだ甘酒ソフトクリーム(350円)を販売している。さらに昨年から、SNS(会員制交流サイト)映えを意識した商品を作ろうと香川県の「おいりソフト」を参考に、菓子製造業「木村」(宇都宮市南高砂町)の国産米100%使用のカラフルな米菓「クラスピー」のトッピングを始めた。
開発担当者の和田麻弓(わだまゆみ)さん(36)は「クラスピーの『クラ』と酒蔵の『蔵』がかかり、国産米の魅力もたっぷり詰まったいいソフトクリームになりました」と笑顔を浮かべる。
口に運ぶと、甘酒というよりは濃厚なチーズケーキのような風味が鼻を抜ける。ソフトクリームの上に乗ったクラスピーと、メープル味のコーンがサクサクした食感を残し、すっきりとした後味にアクセントを加えている。
和田さんは「見た目がかわいいと言われるとうれしい。若い世代にも人気が出て、これをきっかけに日本酒へ目を向けてもらえたら」と思いを語った。
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