山頂に輝く朝日 「ダイヤモンド筑波」に一斉シャッター 筑西・母子島遊水地

茨城新聞
2020年10月29日

28日早朝、筑波山頂付近から朝日が昇る絶景「ダイヤモンド筑波」が、筑西市飯田の母子島(はこじま)遊水地付近で見られた。午前6時26分ごろ、太陽が山から顔をのぞかせ、集まった多くのアマチュアカメラマンが一斉にシャッターを切った。

当初、筑波山の背景に大きな雲があったが、山と雲と光の織りなす造形の一瞬を捉えようと、多くの人が辛抱強く待ち望んだ。

約10年前から訪れているという、常総市の鈴木武夫さん(69)は「朝起きたとき曇りだったが、良い感じに晴れてとても良かった。やはり現場に来ないと分からない。諦めちゃ駄目だ」と笑顔で話した。

ダイヤモンド筑波は、付近で2月中旬と10月下旬の年2回だけ見ることができる絶景。近年、市や市民団体が来訪者に対しスープの提供など「おもてなし」を行ってきたが、今回は新型コロナウイルス感染症予防のために中止された。

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