静かな水面、輝く絶景 「ダブル・ダイヤモンド筑波」

茨城新聞
2019年2月15日

筑波山頂から太陽が昇る「ダイヤモンド筑波」を撮影しようと、多くのカメラマンらが14日早朝、筑西市飯田の母子島遊水地に集まった。この日は晴天で風がほとんどなく、静かな水面に筑波山の山並みと朝日の輝きがくっきり映る絶景「ダブル・ダイヤモンド筑波」を見ることができた。

午前6時55分ごろ、女体山と男体山の間から太陽がわずかに姿を現すと、集まった人から「出てきたよ」などと声が上がり、カメラマンらは一斉にシャッターを切った。

つくば市大角豆の松本栄次さん(78)は、妻の君代さん(73)と初めて訪れた。栄次さんは「写真を撮るのは難しい」としながら「これだけ良いコンディションはなかなかないでしょう。気持ちが良い」と感激していた。

ダイヤモンド筑波は10月下旬と2月中旬の年2回、同遊水地付近から見ることのできる絶景。近年、市や市民団体が県内外から訪れる見物客らにスープの無料提供などを実施し、おもてなしに力を入れている。市企画課によると、この日は約650人が訪れた。 

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