山頂と水面、輝き“ダブル” 筑西

茨城新聞
2017年2月15日

筑波山の山頂付近から太陽が昇り、水面にも逆さまに映る「ダブルダイヤモンド筑波」が14日、筑西市飯田の母子島遊水地で見られた。撮影スポットには県内外から約400人の写真愛好家が詰め掛け、自然が織り成す神秘的な光景を逃さぬように一斉にシャッターが切られた。

母子島遊水地は1986年8月の小貝川大洪水をきっかけに整備された。遊水地内には約11ヘクタールの初期湛水池(たんすいち)があり、水面に映る「逆さ筑波」を楽しめる場所として知られる。

この日は絶好の撮影日和で、写真愛好家は夜明け前から集まった。筑波山の稜線(りょうせん)が赤く染まり、太陽が山頂から顔をのぞかせると、周囲にシャッター音が響いた。

市と市民団体「ちっくタッグ」は初めて、写真愛好家らに市産トウモロコシのスープを振る舞った。同団体の白井佐智子さん(48)は「筑西市に来て良かったと思ってもらえればうれしい」と話した。

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