白金色の秋の便り みなかみ・藤原のススキ

上毛新聞
2020年10月21日

穂を実らせたススキが、群馬県みなかみ町藤原の「入会(いりあい)の森」に広がる。日光を浴びて白金色に輝く穂が風に揺れ、赤や黄に色づき始めた山々とともに、秋の訪れを告げている=写真

ススキ草原は都内の市民団体「森林塾青水」が毎年、野焼きをするなどして管理している。31日と11月1日に同団体や地域住民らによって刈り取りが行われ、かやぶき屋根などの素材として姿を変えていく。

景色を眺めていた同町の田中一雄さん、愛子さん夫妻は「ここは四季の自然が楽しめる。日の光に輝くススキは幻想的」と話していた。