笠間の菊まつり、稲荷神社中心に1万鉢 街中に彩り

茨城新聞
2020年10月19日

今年で113回目を迎える「笠間の菊まつり」が笠間市の笠間稲荷神社をメイン会場に開かれている。参拝客らが菊の花を楽しんでいる。11月23日まで。

笠間の菊まつり連絡協議会(本間敬会長)が主催。丹精込めて育てられた菊の花約1万鉢が街中に展示され、同神社境内には大菊、千輪咲き、懸崖(けんがい)などが飾られた。今年は新型コロナウイルス感染予防のため、大河ドラマにちなんだ恒例の菊人形展は取りやめとなった。

開幕日の17日は同神社拝殿で、山口伸樹市長や塙東男宮司らが出席して開場式が行われ、主催者を代表して本間会長が「各イベントが中止になる中、開催できたことに感謝したい。期間中は感染防止対策をしっかり行っていきたい」とあいさつ。

群馬県から友人と訪れた50代女性は「咲き始めたばかりだが、菊の花はきれい。この後は笠間のクリを使ったスイーツを食べる予定です」と笑顔で話していた。

同神社によると、菊は11月上旬ごろにかけて見頃を迎えるという。

地図を開く 近くのニュース