境内彩る菊花展 鹿島神宮、19日まで

茨城新聞
2020年11月9日

秋の風物詩の鹿嶋市菊花展(市観光協会主催)が同市宮中の鹿島神宮で開かれ、「鹿嶋菊作り友の会」(石上諒会長)の会員16人が丹精込めて作った菊の花約350鉢が参道を彩り、参拝客の目を楽しませている。19日まで。

同展では競技花厚物の部や一般花管物の部、一文字の部など18部門あり、さまざまな色形の菊の花が展示されている。県知事賞(競技花厚物の部)は、潮来市の藤崎俊一さんが受賞した。同会によると、七五三で参拝する家族を祝おうと、15日に満開を迎えるよう育てた菊の花もあるという。

会場では参道の石灯籠がともされると同時に、菊の花を照らす電灯もつけられる。石上会長は「今年は長雨と照りだった上に、コロナ禍で高齢の会員は活動に苦労した。ここまで仕上げたのはすごいこと」とたたえた。

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