沖縄と群馬 縁結ぶ織物 日本絹の里で首里織展

上毛新聞
2020年9月23日

 沖縄県の伝統工芸品、首里織を紹介する企画展「首里織展~あけもどろに染まる美(ちゅ)ら布(ぬぬ)~」が11月3日まで、高崎市の県立日本絹の里で開かれている。王家専用の織物で格式高い「首里花倉織」をはじめ、多様な技法の着物や帯など約50点が並んでいる=写真。首里織には本県独自の蚕品種「ぐんま200」の絹を用いた作品も多く、同館の西田真男さんは「織物を通して沖縄を身近に感じてほしい」と話している。

 展示品の半数以上を所有する那覇伝統織物事業協同組合の赤嶺真澄理事長によるギャラリートークや機織りの実演が10月4日に同館で行われる。問い合わせは同館(027-360-6300)へ。