里山彩る自然の美 宇都宮 キバナコスモスが見頃

下野新聞
2020年9月3日

 宇都宮市長岡町の宇都宮美術館南の畑でキバナコスモスが見頃を迎え、鮮やかなだいだい色の花がじゅうたんのように一面を彩っている。

 コスモス畑は約3500平方メートルで、美術館駐車場から南に約600メートル歩いた場所にある。23年前の美術館オープン時、同所、農業鈴木康夫(すずきやすお)さん(84)が、来館者らに自然豊かな景観を楽しんでもらおうとソバ畑を転換した。

 今年も近隣住民らと協力して6月に種をまいた。長梅雨の影響で管理作業に苦労したが、例年並みの8月中旬に開花。9月半ばまで楽しめる見込みという。

 2日は時折雨が降る中、花畑沿いを散歩したり、花を写真に収めたりする人の姿が見られた。鈴木さんは「丹精して育てたコスモスと里山の風景をぜひ楽しんでほしい」と話していた。

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