納豆アイスいかが 地元産大豆を使用 石岡「やさと温泉ゆりの郷」

茨城新聞
2020年8月21日

石岡市八郷地区産大豆を使った納豆の消費拡大に向け、同市小幡の温泉施設「やさと温泉ゆりの郷」が納豆アイスを開発し、施設内のレストラン「紫峰」で販売を始めた。同時に、新型コロナウイルス感染予防のため、食事で体の免疫力を高めてもらおうと、御膳やけんちん汁など計8種類のメニューを展開。岸俊秀支配人(56)は「コロナ禍なので食べて元気になってもらいたい」と話した。

納豆アイスには、JAやさとの直営工場が地元産小粒大豆で製造した「やさと納豆」を使用した。納豆とカラメルを一緒に練り込み、蜂蜜で甘みを加えた。粒も混ぜ込み、カラメルに漬けた油揚げをトッピングに添えた。1個180円(税込み)で、市販するやさと納豆の容器で提供している。

免疫力アップのメニューは、料理9品を盛り付けた「免疫ビタミン膳」や、ニンニクとショウガを加え塩味のさっぱりとした「夏けんちん」など。食材は、コマツナやキュウリ、卵などJAやさとに出荷される地元産食材も使用している。

同施設は、感染拡大防止のため、3月9日から休業。6月から再開したが、入場制限を設けて営業している。メニューを考案した谷内伸二料理長(48)は「栄養素にこだわったメニューを考えた。スタミナをつけ、新型コロナに打ち勝ってもらえたら」と力を込めた。

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