茨城県民手帳に西ノ内和紙 来年度版の表紙、4色限定販売
幅広い世代に愛され続けるベストセラー「茨城県民手帳」の2021年度版に、常陸大宮市産の県伝統工芸品「西ノ内和紙」を表紙に使った限定品が登場する。手すき和紙独特の味わいある仕上がりになっており、発行する県統計協会は「伝統工芸品の西ノ内和紙を手軽に手に取って楽しんでほしい」と呼び掛ける。予約受け付けは9月11日まで。
西ノ内和紙の県民手帳は、白(紅花入り)、からし、モスグリーン、ピンクの4色で、各色千冊限定。サイズは8・2センチ×13・9センチ。価格は660円(税込み)。従来通り、普通紙を使った標準判とデスク版(A5サイズ)も発売される。
西ノ内和紙は、徳川光圀が編さんした「大日本史」にも使用された県伝統工芸品で、奥久慈の清らかな水と良質の楮(こうぞ)を用いて伝統技術の手すきで作られる。茨城県の伝統工芸品を多くの県民に知ってもらい、県北振興につなげようと、初めて採用された。
手帳の内容は、例年通り、スケジュール帳の機能に加え、県内市町村の主な行事や最新統計データ、統計から見た茨城県の位置、全国都道府県勢の概要、主要官公庁の所在地・電話番号などを掲載。21年度版ならではの内容として、「茨城県が誇るおいしい農産物の日本一」「何度も見たい茨城の絶景」を写真で紹介。各月の扉ページでは、県内の名所などを手描きイラストで紹介している。
西ノ内和紙の県民手帳は、県統計協会窓口と県内一部書店で販売。予約受け付けは、郵送、インターネット、電話、ファクスのいずれかで同協会へ。問い合わせは同協会(電)029(301)2637。
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