狛犬もマスク姿 下妻・大宝八幡宮 コロナ終息願い

茨城新聞
2020年5月15日

 新型コロナウイルス感染症の終息を願い、下妻市大宝の大宝八幡宮(山内雄佑宮司)は、病気をはらうといわれる狛犬(こまいぬ)にマスクを着け、参拝者へ感染拡大防止の大切さを伝えている。
 
 同八幡宮は、4月7日の政府の緊急事態宣言後すぐに、巫女(みこ)手作りのマスクを一対の「平成狛犬」に装着した。別名「撫(な)で狛犬」と言われ、体の不調なところをなで病気をはらう意味があるという。巫女が狛犬を拭き、マスクを着け直したりしている。
 
 またコロナ早期終息の祈祷(きとう)をした手作りマスクは、同15日から約100枚、5月1日から約200枚を参拝者へ無料配布。追加で約200枚製作し、近く配布する。山内宮司は「マスクをしないで生活できる日を迎えるまで、狛犬に着けておきたい」と話した。

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