銘菓味わい、旅気分を 足利・香雲堂本店など 各地の品 詰め合わせ発売
下野新聞
2020年4月28日
【足利】新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言により全国で外出自粛などが要請される中、菓子製造・販売の香雲堂本店(通4丁目)は全国の菓子店3社と共に詰め合わせ商品「旅する和菓子」を発売した。「各地の銘菓を食べて旅気分を味わってほしい」との願いを込めて企画。店頭販売のほか地方発送などにも対応する。
同社の古印煎餅、蜜屋本舗(広島県呉市)の広島まんまるチーズ、吉はし(金沢市)の凸凸(とつとつ)、元町珈琲(こーひー)店ちもと(埼玉県川越市)の小江戸川越ロイヤルブレンドをパッケージした。2300円。
各地の菓子店は観光客の減少、茶席などの催し自粛で苦しい状況が続いている。香雲堂本店も「太平記館」など足利市内の観光施設の臨時休業、都内百貨店の取り扱い減などの影響があるという。
蜜屋本舗の明神宜之(みょうじんのりゆき)常務が製菓専門学校での同級生らに呼び掛けて実現した。香雲堂本店の小泉直哉(こいずみなおや)製造部長は「自由に出掛けられない中でも全国の銘菓を味わうことができる。収束した時には現地を訪れて、また味わってほしい」と話している。
(問)香雲堂本店0284・21・4964。
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