新元号ゆかり、逸品勢ぞろい 水戸の百貨店
茨城新聞
2019年5月2日
水戸市泉町の京成百貨店で1日、新元号「令和」にちなんだフェアが始まった。新元号ゆかりの地を取り上げた物産展のほか、令和の漢字や縁起物をあしらった商品がそろい、開店前から行列ができるにぎわいを見せた。
令和の典拠となった万葉集の歌の舞台とされる福岡県太宰府市をはじめ、同県の特産品を集めた「大福岡展」(7日まで)が催事場でスタート。41社がめんたいこなどの食品や工芸品を出品した。
同市の名物「梅ケ枝餅」も登場した。生地に古代米を練り込んだ特別品は、その日用意した50パックが午前中に完売する盛況ぶりだった。
各売り場では、一押し商品など計47種の詰め合わせが並んだ。宝飾売り場では、結婚指輪などの「ブライダルリング」に「令和」の文字を彫るサービスを提供。4月中旬に受け付けを始めたところ、既に3件の申し込みがあったという。
食品売り場ではまんじゅうやカステラ、日本酒といった令和の文字入り食品がずらり。カカオパウダーで令和と書かれたあんパンを購入した男性(68)は「珍しかったので買ってみた。味わうのが楽しみ」と笑顔だった。
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