特産紫芋で地ビール 「行方の紫福」販売 ふるさと納税返礼品にも

茨城新聞
2020年4月16日

 なめがたブランド戦略会議は、行方市特産のサツマイモを原料に使った地ビール「行方の紫福」の販売を始めた。同市は、昨年度から同市産のサツマイモを「行方かんしょ」と呼んでブランド確立を目指しており、今回のビール商品化もその一環。担当者は、「飲んだ人の『至福』にかけたネーミング。多くの方においしさを感じてもらえれば」と話している。
 
 行方の紫福は、昨年5月ごろから開発が進められた。原料に使われたサツマイモは、紫芋の新品種で、糖度が高く柔らかい「ふくむらさき」。1本当たりの容量は330ミリリットルで、アルコール分は一般的なビールよりもやや高い5.5%に設定した。味について、担当者は、「すっきりとした飲み口で、最後に紫芋の香りが広がる」とPRした。
 
 ビールは同市玉造甲の観光物産館こいこいやJAなめがたしおさい農産物直売所「楽郷」などで1本500円(税込み)で販売しているほか、市のふるさと納税返礼品としても取り扱いを始めている。
 
 29日には、こいこいで「行方の紫福4・29PRキャンペーン」を予定している。当日は「しふく」にちなみ、1本429円(同)で販売し、6本入りケースを購入した人にはノベルティグッズをプレゼントする。

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